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『飛 翔』~Maxi Single『少年の日』より 

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四日連続の更新もいよいよ本日最終日。
リアルネンキの汚名を返上すべく
頑張ってきましたが、いよいよ限界。

パトラッシュ、ボクはなんだか
とても眠くなってきたんだ・・・

いかんいかん。
羽の生えたお迎えが見えてきたので
ちゃっちゃと更新。

トリを飾りまするは今作唯一の
書き下ろしであります『飛翔』

むむ・・・

眠くてお迎え見えちゃってんのに、
よりによってアルファ波全開のこの曲かよ。

LIVE後半あたりで演ったら
確実に盛り上がるという
"ノセ曲" というものがあるならば、
これぞ聞いたら確実に眠くなるという
"寝せ曲" の最終兵器なのではないか。
本人ですら作りながら2回は落ちてます。

でもねえ・・
眠くなるような内容じゃないんですけどねえ・・
主人公飛んじゃってるんですけどねえ・・・



さて、すでにご存知の方も
いらっしゃるかと思いますが、
我がむしスタは今作の制作中にハード、
ソフト含めたシステムの
全面リニューアルを敢行いたしました。

で、なんとこの曲が新システム初の
実戦投入なんですね~。

いや~わかっちゃいるけど、
この世界の進化スピードたるや
ものスゲーもんがありますね。

Mac本体はやっとこさ
人並みにIntelMacに。
もはや主要ソフトもドライバーも、
ほとんどPowerPCサポート
終わってるもんね。

で、メインのDAWソフト
Logicは9にバージョンアップ。
いままで6をしつこく使ってきたんだけど、
さすがにバージョン二つ飛ばすと
キツイっすわ。

しかもその間にCPUのPowerPCから
Intelへの移行があった訳で、
そーなるともう完全に別モノ。

GUIのちょっとした変更に
意外と戸惑ったり、かなり苦労しました。
でもこーゆーのって、実作業しながら
触って覚えるしかないんだよね。

とはいえ、やっぱ最新まちーんの
速さはスバラシイ!

いままで砂を噛むような思いでしていた
メモリー節約の非音楽的
ちまちま忍耐系作業からオサラバさ。

それに思い切ってメモリ8GB、
HDは容量よりもアクセススピード重視の
回転数7200rpmという
フルスペックにしちゃったもんね。


大容量サンプル?
激重プラグイン?
総トラック数64オーバー?

けっ

かかってきなさい。


とまあフルスペックならではの
超絶パフォーマンスもさることながら、
ぶったまげたのが、

「うっわ~、音イイ!」

ってこと。
これはMac本体やソフトよりも、
オーディオインタフェースの差が
モロに出るよね。

ってか、今までよくあんな
オモチャみたいなお弁当箱IFで
頑張ってたな、ワシ。

おかげでmiyoの声に対するトリートメント、
不必要な周波帯域をカットしたり
耳障りなピークを抑えたりっていう
Mix前の下ごしらえ的作業は大幅減。

仕上がりはほぼ録ったそのまんまの音に
エコー系エフェクト足しただけ。

こーゆーシンプルな曲は
トリートメントがすごく重要で
ムズカシイのだけど、
これだけキチンとした音で録れてると
手間がかからずホントありがたいっすね~。


でも今回のシステムチェンジで
ひとつ困ったことがあって、
それはメインピアノとして使ってた
LogicのCPのサンプルが、
バージョン9には入ってないのよ~(T_T)

この曲ほぼピアノオンリーだし、
困っちんぐ~。


ところでCPってご存知?
80年代、デジタルピアノがまだなかった頃、
ステージピアノといえば
プロもアマチュアもオケラもナマコもCP!
って時代があったのさ。

ザ!ベストテンで黒柳徹子が八神純子に

「そんじゃ会場の八神さあああ~ん!
 八神さああああ~ん!
 歌の方よろしくお願いしまあああああああ~す!」

と呼びかけると、
背面にデカデカと "YAMAHA" と書かれた
黒いピアノの向こうに首だけ出して
スタンバっている純子、
そんな映を覚えてらっしゃる方も
多いのでは?いや多いだろ!

アレが世界を席巻した
YAMAHAエレクトリックグランド、
CP-80です。

とにかく当時のCPの普及率たるや
スゴイもんがありましたねえ。

そりゃそうだよね。
ステージにおけるアコースティックピアノの
マイキングとサウンドメイクの
尋常じゃない難しさ知ってる
PAエンジニアやプレイヤーからしたら、
ケーブル一本ぶっ差しゃ
カブリもハウリングも無い
本物のピアノの音が出るつーのは、
奴隷解放に等しい革命だもん。

クンタ!クンタキンテ!
そりゃナマコも弾くよ。

でもそんだけネコも杓子も
CP一色になっちゃうと、
必ず人とは違うことをやりだす
フトドキ者が湧き出すのが世の常。

それに
「アコースティックピアノと
 同じ発音方式でピアノそのものの音」
とうたいつつも、各弦にピックアップを
取り付けて拾うという力技、
やっぱり生のピアノとは違う一聴して
CPとわかるクセのある音だったからね。

ある者はエフェクターをかけまくり、
またある者は上によじ登り、
しまいにゃ音感センサーで反応する
電飾装備するアホまで現れた。

そんな中CPギライのワシのココロを
(嫌いだったのかよ!)
一発で鷲掴みにしたのが、かの名曲、
U2の『NEW YEARS DAY』

エッジの野郎、
なんとピアノであるCPを
ギターアンプに突っ込みやがった!
しかもJC!

くう~、イカスぜ!エッジの!

ほとんどのプレイヤーが
CPを普通のピアノと同じ感覚で
単純に弾きまくるのに対し、
ギタリストであるエッジは、
この楽器がピックアップによって着色された
エレクトリックトーンであることに着目し、
淡々とした単音フレーズとエフェクトで
景色を見せる、というまったく別の
アプローチで勝負してきたワケです。

ハードコンプでCP独特の
カツンとしたアタック感を強調し、
さらにコンプがサステインを延ばし、
さらにさらに基音が減衰し
ピックアップでサチュレートした
倍音が浮かび上がってきて、
さらにさらにさらにJCのゲインを
軽くドライブさせて倍音の枯れた感じを強調させ、
さらにさらにさらにさらにJC独特の
スゥイーツなコーラスで倍音を揺らしつつ滲ませ、
トドメはエッジ印のロングディレイで
ゴキゲンなサウンドは銀河の彼方へテイク・オフだ!

くう~、ニクイね!エッジの!

完璧っす。
CPの特性を完璧に理解した
エフェクトワークっす。
以降、このサウンドメイクがワシのCP、
いや、ピアノサウンドの
デフォルトになりましたとさ。



しかし何故ワシはこうも熱く
CPの事を語っているのだろうか?
曲の話はどこへ行ってしまったのだろうか?
そうそう、Logicのファクトリーサンプルから
CPが無くなったって話ね。

そうなのよ。
バージョンUPして無くなるとは何事!
と怒りつつも、CPをメインピアノとして
ありがたがってるヤツなんざ
ワシぐらいなんだろうな~ってえのもワカる。

しかもあんまクオリティの良い
サンプルじゃなかったし。

ココはひとつ、
メモリーもフルで積んでることだし、
大容量のCPソフト買うか~
と、検索したはいいが、
コレが無いのよ!どこにも!

うっわ~、
CPってここまで需要ないのね○| ̄|_

だからといって、
もうピアノはCPぢゃないと
満足できないカラダなの、アタシ。

もはや海月印になってる
あのピアノサウンドは
絶対に変えたくないので、
目の色変えて必死に検索。

んで、よーやっと見つけました。
"Prominy" という日本の、しかも札幌の
ソフトメーカーが出しておりましたよ。
その名も "PCP-80"
いや~助かった!

しかもこれ、音めっちゃイイっす。

いままで使ってたサンプルは
クオリティーの低さを逆手に取って
あえてカリカリ方向にしてたんだけど、
Lo Midのふくよかさが全然違うので、
この落ち着いた仕上がりは
このソフトじゃなきゃ出せませんでしたね。

『面影の遙か』のイントロで
使ってるCPサウンドや、
同じようなピアノ曲である
『希望』あたりと聞き比べてみると、
音作りの方向性の違いがわかって
おもしろいかも。

さらに、この重心の低さは
miyoのファルセットボイスとの
分離がすごく良いので、
今後アレンジも変わってくるでしょうね~。
乞うご期待。



それにしてもこの曲は
"Prominy" 様々でした。
もしPCP-80がなかったら
どうなっていたことか。

需要の少ないCPを果敢に
ハイクオリティソフトとして製品化した
唯一のメーカーProminyに感謝です。

日和見系他社追従型企業の多い日本において、
こーゆー大手は絶対やらないことをやる
メーカーは貴重。

その姿勢は音楽業界の隙間産業を自認する
我々空夜coo:yaと相通じるものを感じるし、
そういった他に無いモノ創りの
姿勢というものこそが、
必ずや日本復活の原動力となることと
信じて止みません。

がんばろうProminy!
がんばろう空夜coo:ya!

見せましょう!
日本の底ヂカラを!



と、うまくまとまったところで、
曲解説そっちのけで大人の事情を臭わせつつ
四日連続更新終了。

ご愛読ありがとうございました。
でわまた来年お会いしましょう!
さよ~なら~!




・・はい。
はい。
わかってます。
・・いえ、
いや、冗談ですってば。
もちろんですよ。
年内にはもう一度必ず・・
え?

・・はい。
一ヶ月以内にまた更新いたします。

本田海月

(C)空夜coo:ya/Kurage Honda All Rights Reserved.

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収録タイトルを一曲ずつ紹介しよう企画、 最終日の本日は、収録曲の中で唯一、 あかあかとは関係ない、 純粋な空夜coo:yaとしての新曲 『飛翔』について。 あかあかの主人公が少年たち、 という...

  • [2011/08/30 05:19]
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